ローン返済計算の使い方
- 借入額:借りる金額です。事務手数料などをローンに含める場合は、その分も足してください。
- 金利:年利で入力します。カードローンや消費者ローンなら、利用明細や契約書に書かれている実質年率を使います。
- 返済期間:年またはか月で入力します。36回以下なら毎月の、それより長ければ年ごとの返済予定表が表示されます。
毎月の返済額の計算式(元利均等返済)
毎月同じ額を返していく元利均等返済では、返済額を次の式で求めます。
毎月の返済額 = P × r ÷ (1 − (1 + r)−n)
Pは借入額、rは月利(年利 ÷ 12)、nは返済回数です。利息は毎月の残高にかかるため、返済の初めは返済額の多くが利息に回り、終わりに近づくほど元金の返済が中心になります。金利0%なら、返済額は単純にP ÷ nです。
計算例:100万円を年8%・5年で返す
- 毎月の返済額:20,276円
- 利息の総額:216,584円(借入額の約22%)
- 総返済額:1,216,584円
同じ100万円を3年で返すと、毎月の返済額は31,336円に増えますが、利息の総額は128,109円まで減ります。返済期間を延ばすと毎月の負担は軽くなる一方、利息の総額は確実に増えます。100万円を借りた場合の、金利と期間ごとの毎月の返済額は次のとおりです。
| 返済期間 | 年3% | 年8% | 年15% |
|---|---|---|---|
| 3年 | 29,081円 | 31,336円 | 34,665円 |
| 5年 | 17,969円 | 20,276円 | 23,790円 |
| 7年 | 13,213円 | 15,586円 | 19,297円 |
| 10年 | 9,656円 | 12,133円 | 16,133円 |
金利の上限と借入れのルール
お金を借りるときの金利には、利息制限法で上限が決められています。
| 元本(借入額) | 上限金利(年) |
|---|---|
| 10万円未満 | 20% |
| 10万円以上100万円未満 | 18% |
| 100万円以上 | 15% |
また、消費者金融やクレジットカードのキャッシングなど貸金業者からの借入れには総量規制があり、合計で年収の3分の1までしか借りられません。銀行のカードローンは総量規制の対象外ですが、各銀行が独自に審査しています。
借りる前に確認したいこと
- 実質年率で比べる。金利だけでなく、保証料や手数料を含めた負担で比べることが大切です。
- 繰上げ返済の条件。手数料の有無や、1回あたりの最低金額を確認しておきましょう。早めに繰上げ返済するほど利息は減ります。
- 家計に無理がないか。毎月の返済額が家計に収まるかを、家計の予算配分計算で確かめてから借りましょう。
- 返済が苦しくなったら早めに相談。借入先の相談窓口のほか、日本貸金業協会の相談窓口や消費生活センター(消費者ホットライン188)でも相談できます。
ご注意:計算結果は情報提供を目的とした概算で、金融商品の勧誘や助言ではありません。実際の金額は契約条件、手数料、保証料、金利の変動、端数処理などによって変わります。お申し込みの前に、金融機関の書面で数字を確認するか、ファイナンシャルプランナーなどの専門家にご相談ください。
よくある質問
実質年率とは何ですか?
利息に加えて、保証料や手数料など借入れにかかる費用を含めて年率で表したものです。貸金業者の広告や契約書には実質年率の表示が義務づけられています。複数のローンを比べるときは、実質年率で比べるのが基本です。
返済期間は短いほうがよいですか?
利息の総額だけを考えれば短いほうが有利です。ただし毎月の返済額が増えるので、急な出費に対応できなくなっては本末転倒です。無理なく返せる範囲で短めの期間を選び、余裕ができたら繰上げ返済するのが現実的です。
総量規制とは何ですか?
貸金業法によるルールで、消費者金融やカード会社のキャッシングなど貸金業者からの借入れの合計を、原則として年収の3分の1までに制限するものです。住宅ローンや自動車ローン、銀行のカードローンは対象外です。
同じ金利なのに金融機関によって返済額が少し違うのはなぜですか?
利息を日割りで計算するか月単位で計算するか、1円未満の端数をどう処理するかが金融機関によって違うためです。差はふつう数円から数十円程度で、正確な金額は契約時の返済予定表で確認できます。
途中で一部を返すと、利息はどれくらい減りますか?
繰上げ返済した元金には、その後の利息がかからなくなります。期間短縮型なら、その元金に本来かかるはずだった利息がまるごと減ります。具体的な効果は返済予定表シミュレーションの追加返済欄で試せます。
最終更新日:2026年10月8日