家計の予算配分計算の使い方
- 毎月の手取り収入:給与明細の「差引支給額」など、税金と社会保険料を引いた後の金額を入れます。
- 配分ルール:標準の50/30/20か、住居費の高い地域向けの60/20/20などから選びます。
結果には、3つの項目それぞれの月額と年額、生活防衛資金の目安が表示されます。
50/30/20ルールとは
米国で広まった家計管理の考え方で、手取り収入を次の3つに分けます。
- 必要な支出(50%):家賃や住宅ローン、水道光熱費、食費、通信費、保険料、交通費、借金の最低返済額など、生活に欠かせない費用。
- 自由に使うお金(30%):外食、趣味、旅行、サブスク、洋服など、なくても暮らせるけれど生活を楽しむための支出。
- 貯蓄・借金の返済(20%):預金、NISAやiDeCoでの積立、借金の繰上げ返済など、将来のためのお金。
細かく家計簿をつけなくても、3つの枠だけ意識すればよいので続けやすいのが特長です。
計算例:手取り30万円の場合
手取り30万円を50/30/20で分けると、必要な支出が15万円、自由に使うお金が9万円、貯蓄が6万円です。毎月6万円を貯めれば、1年で72万円になります。手取り別の目安は次のとおりです。
| 手取り月収 | 必要な支出(50%) | 自由に使うお金(30%) | 貯蓄(20%) | 年間の貯蓄額 |
|---|---|---|---|---|
| 200,000円 | 100,000円 | 60,000円 | 40,000円 | 48万円 |
| 250,000円 | 125,000円 | 75,000円 | 50,000円 | 60万円 |
| 300,000円 | 150,000円 | 90,000円 | 60,000円 | 72万円 |
| 400,000円 | 200,000円 | 120,000円 | 80,000円 | 96万円 |
日本の家計に当てはめるときのポイント
- 住居費:都市部では家賃だけで手取りの3分の1近くになることも珍しくありません。必要な支出が50%に収まらない場合は、60/20/20を選び、通信費や保険料などの固定費を見直しましょう。
- ボーナス:ボーナスがある場合は、毎月の手取りだけで予算を組み、ボーナスは貯蓄や大きな出費(帰省、家電の買い替え、税金の支払いなど)に回すと、家計が安定します。
- 先取り貯蓄:余ったら貯めるのではなく、給料日に貯蓄分を先に別の口座へ移すのが、計画どおりに貯める一番の近道です。
- 生活防衛資金:病気や失業に備えて、必要な支出の3〜6か月分を預金で確保しておくと安心です。まずはここを目標にしましょう。
目標額に向けて毎月いくら貯めればよいかは貯金目標シミュレーションで、借金を早く返す計画は借金返済シミュレーションで計算できます。
ご注意:計算結果は情報提供を目的とした概算で、金融商品の勧誘や助言ではありません。実際の金額は契約条件、手数料、保証料、金利の変動、端数処理などによって変わります。お申し込みの前に、金融機関の書面で数字を確認するか、ファイナンシャルプランナーなどの専門家にご相談ください。
よくある質問
手取り収入とは何ですか?
給与の総支給額(額面)から、所得税・住民税と、健康保険・厚生年金・雇用保険などの社会保険料を差し引いた金額です。給与明細の「差引支給額」が目安になります。
必要な支出が50%を超えてしまいます。
家賃の高い地域では珍しくありません。60/20/20など別の配分を選ぶか、通信費、保険、サブスクなどの固定費を見直してみましょう。固定費は一度見直せば効果が毎月続きます。
借金の返済はどこに入れればよいですか?
毎月の最低返済額は「必要な支出」、それを超えて多めに返す分は「貯蓄・借金の返済」に入れます。金利の高い借金があるなら、貯金より先に返済を優先するのが一般的です。
共働きの場合はどう計算しますか?
2人の手取りを合計して入れれば、世帯全体の予算配分がわかります。生活費の負担を分けている場合は、それぞれの手取りで計算しても構いません。
最終更新日:2026年10月8日