返済予定表シミュレーションの使い方
- 借入額:住宅ローンなら物件価格から頭金を引いた金額です。
- 金利:適用金利(年利)を入れます。全期間固定ならその金利、変動金利なら現在の金利で計算した目安になります。
- 返済期間:年数を入れます。住宅ローンで多い35年はもちろん、1〜50年の範囲で自由に指定できます。
- 毎月の追加返済:毎月の返済に上乗せして元金を減らす金額です。空欄なら通常の返済だけで計算します。
返済予定表の各行は1年分で、その年に払った総額、そのうちの利息と元金、年末時点の残高を示します。
返済予定表の見方
元利均等返済では毎月の返済額は同じですが、その内訳は毎月変わります。利息はその時点の残高 × 月利で計算され、返済額の残りが元金の返済に充てられます。3,000万円を金利1.5%・35年で借りた場合の最初の3回は次のとおりです。
| 回数 | 返済額 | 利息 | 元金 | 残高 |
|---|---|---|---|---|
| 1回目 | 91,855円 | 37,500円 | 54,355円 | 29,945,645円 |
| 2回目 | 91,855円 | 37,432円 | 54,423円 | 29,891,221円 |
| 3回目 | 91,855円 | 37,364円 | 54,491円 | 29,836,730円 |
1回目の利息は3,000万円 × 1.5% ÷ 12 = 37,500円で、残りの54,355円が元金の返済に回ります。元金の返済額は毎月少しずつ増え、35年間で払う利息の総額は約858万円です。金利1.5%なら1回目から元金が利息を上回りますが、同じ借入額でも金利3%なら、元金が利息を上回るのは144回目(12年目)からです。金利が高いほど、返済の前半は利息の支払いが中心になります。
毎月の繰上げ返済で減らせる利息
同じ3,000万円・1.5%・35年のローンで、毎月の返済に一定額を上乗せした場合の効果です。上乗せ分はすべて元金の返済に充てる「期間短縮型」として計算しています。
| 毎月の追加返済 | 完済までの期間 | 利息の総額 | 減らせる利息 |
|---|---|---|---|
| なし | 35年 | 858万円 | — |
| 10,000円 | 30年8か月 | 744万円 | 114万円 |
| 30,000円 | 24年7か月 | 588万円 | 270万円 |
| 50,000円 | 20年6か月 | 486万円 | 372万円 |
繰上げ返済で返した元金には、その後の利息がかかりません。そのため、返済の初期に繰上げ返済するほど効果が大きくなります。年に一度ボーナスからまとめて返す場合も、考え方は同じです。
期間短縮型と返済額軽減型
- 期間短縮型:毎月の返済額はそのままで、返済期間を短くします。利息を減らす効果が大きいのはこちらです。このツールの追加返済はこの型で計算しています。
- 返済額軽減型:返済期間はそのままで、毎月の返済額を下げます。利息の軽減効果は小さめですが、家計にゆとりが生まれます。
繰上げ返済の前に確認したいこと
- 手数料。インターネットからなら無料の金融機関が多い一方、窓口での手続きや固定金利期間中は手数料がかかることがあります。
- 手元資金。繰上げ返済したお金は戻ってきません。病気や失業に備えた生活防衛資金は残しておきましょう。
- 住宅ローン控除。年末残高に応じて税金が戻る期間中は、残高を減らすと控除額も減ります。金利が控除率(0.7%)より低い場合は、急いで返さない選択もあります。
ご注意:計算結果は情報提供を目的とした概算で、金融商品の勧誘や助言ではありません。実際の金額は契約条件、手数料、保証料、金利の変動、端数処理などによって変わります。お申し込みの前に、金融機関の書面で数字を確認するか、ファイナンシャルプランナーなどの専門家にご相談ください。
よくある質問
返済予定表とは何ですか?
毎回の返済額と、そのうちの利息・元金、返済後の残高を一覧にした表です。償還表とも呼ばれます。ローンを契約すると金融機関から交付されるので、この計算結果と見比べてみてください。
最初のうち利息ばかり払っている気がするのはなぜですか?
利息はその時点の残高にかかるため、残高が多い返済初期ほど利息の割合が大きくなるからです。元金が減るにつれて利息も減り、そのぶん元金の返済が進むようになります。
繰上げ返済は早くするほど得ですか?
利息を減らす効果だけを見れば、早いほど大きくなります。早く返した元金には、その後の長い期間の利息がかからないからです。ただし、手元資金を減らしすぎると急な出費に対応できなくなるので、生活防衛資金を残したうえで行いましょう。
実際の返済予定表と数円ずれるのはなぜですか?
金融機関は毎月の返済額や利息を1円未満で切り捨てたり、最終回で端数を調整したりしています。このツールは端数処理をせずに計算しているため、数円程度の差が出ることがあります。
最終更新日:2026年10月8日