時給換算ツールの使い方
- 給与額と単位:年収なら「年収」、毎月の基本給なら「月給」など、手元の金額と単位を選びます。
- 1週間の労働時間と勤務日数:フルタイムなら40時間・5日が基本です(労働基準法の法定労働時間は1日8時間・週40時間)。
- 年間の勤務週数:祝日や長期休暇を除いた、実際に働く週数です。初期値の49週は、年間休日120日(勤務245日)の会社を想定しています。
結果には、時給(または年収)と年間の労働時間、日給・週給・月給などへの換算額が表示されます。いずれも税金や社会保険料を引く前の額面です。
計算式
時給 = 年収 ÷(1週間の労働時間 × 年間の勤務週数)
月給から計算する場合は、月給 × 12 を年収として使います。賞与(ボーナス)がある場合は、年収に含めるかどうかで時給が大きく変わる点に注意しましょう。実際にもらっている総額で比べたいなら、月給 × 12 + 賞与の年額を「年収」として入れてください。
計算例:年収450万円の会社員
年間休日120日・1日8時間勤務なら、年間の労働時間は245日 × 8時間 = 1,960時間です。年収450万円を1,960時間で割ると、時給は約2,296円になります。残業代を含めた年収なら、残業した時間も労働時間に足して計算すると、実質的な時給がわかります。
月給(賞与なし)ごとの時給の目安は次のとおりです。年間休日120日(1,960時間)と、休日が少なめの場合(年52週×40時間=2,080時間)で比べています。
| 月給 | 年収(×12) | 時給(1,960時間) | 時給(2,080時間) |
|---|---|---|---|
| 200,000円 | 240万円 | 1,224円 | 1,154円 |
| 250,000円 | 300万円 | 1,531円 | 1,442円 |
| 300,000円 | 360万円 | 1,837円 | 1,731円 |
| 350,000円 | 420万円 | 2,143円 | 2,019円 |
| 400,000円 | 480万円 | 2,449円 | 2,308円 |
最低賃金を下回っていないか確かめる
月給制の人が最低賃金を満たしているかどうかは、「月給 ÷ 1か月の平均所定労働時間」で計算した時給を、都道府県ごとの地域別最低賃金と比べて判断します。このとき月給からは、賞与、時間外手当、通勤手当、家族手当などを除きます。地域別最低賃金は毎年10月ごろに改定され、厚生労働省のウェブサイトで確認できます。
時給で比べると見えてくること
- 転職先の比較:年収が同じでも、年間休日や所定労働時間が違えば時給は変わります。
- 残業の多さ:残業代が出ない働き方では、実際の労働時間で割った時給が大きく下がります。
- パート・副業との比較:正社員の年収を時給に直すと、パートや副業の時給と同じ基準で比べられます。ただし正社員には賞与や社会保険、退職金などの待遇がある点も考えましょう。
手取り額は、額面から所得税・住民税と社会保険料を引いた金額で、一般に額面の75〜85%程度といわれます。手取りでの使い道は家計の予算配分計算で考えられます。
ご注意:計算結果は情報提供を目的とした概算で、金融商品の勧誘や助言ではありません。実際の金額は契約条件、手数料、保証料、金利の変動、端数処理などによって変わります。お申し込みの前に、金融機関の書面で数字を確認するか、ファイナンシャルプランナーなどの専門家にご相談ください。
よくある質問
月給から時給を計算するとき、ボーナスは含めますか?
目的によります。最低賃金との比較ではボーナスを含めません。転職先との比較など、実際にもらえる総額で比べたいときはボーナスを含めた年収で計算すると実態に近くなります。
年間の勤務週数はどう決めればよいですか?
年間休日の日数がわかれば、(365 − 年間休日)÷ 1週間の勤務日数で求められます。年間休日120日・週5日なら245 ÷ 5 = 49週です。有給休暇は給与が出るので、勤務したものとして数えます。
時給1,500円は年収にするといくらですか?
1日8時間・週5日・年49週働くと、1,500円 × 1,960時間 = 294万円です。給与の単位を「時給」にして計算すると、勤務時間に合わせた年収がわかります。
残業代は計算に含まれますか?
含まれません。残業をした場合、法定労働時間を超えた分には25%以上の割増賃金が支払われます。残業代込みの年収で時給を出す場合は、残業時間も1週間の労働時間に足して計算してください。
最終更新日:2026年10月8日