体脂肪率計算ツールの使い方
- 性別と身長を入れます。
- 首回り:のど仏のすぐ下を、メジャーを床と水平にして測ります。
- ウエスト:男性はおへその高さ、女性はいちばん細いところを、息を吐いた状態で測ります。
- ヒップ(女性のみ):お尻のいちばん出ているところを測ります。
- 体重(任意):入れると体脂肪量と除脂肪量も計算します。
メジャーは肌に沿わせ、締めつけすぎないようにしましょう。同じ時間帯(朝、食事の前など)に2〜3回測って平均すると、ばらつきが減ります。
計算方法(米海軍式)
このツールは、米海軍が隊員の体脂肪率を推定するために開発した計算式(Hodgdon・Beckett, 1984年)を使っています。身長と体の周囲の長さから、体脂肪率を次のように求めます(各サイズはインチに換算して計算)。
- 男性:86.010 × log10(ウエスト − 首回り)− 70.041 × log10(身長)+ 36.76
- 女性:163.205 × log10(ウエスト + ヒップ − 首回り)− 97.684 × log10(身長)− 78.387
たとえば身長170cm、首回り37cm、ウエスト82cmの男性なら、体脂肪率は約16%です。体重65kgなら、体脂肪量は約10kg、除脂肪量は約55kgになります。
体脂肪率の目安
結果の判定は、米国運動協議会(ACE)の分類にもとづいています。
| 分類 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 必須脂肪レベル | 2〜5% | 10〜13% |
| アスリート | 6〜13% | 14〜20% |
| 引き締まった体 | 14〜17% | 21〜24% |
| 平均的 | 18〜24% | 25〜31% |
| 肥満 | 25%以上 | 32%以上 |
日本の家庭用体組成計には、メーカーごとに独自の判定の目安を表示するものがあり、上の表とは区切りが異なることがあります。機器や計算方法によって基準が違うため、数値は同じ方法で測った変化を見るのに使うのがおすすめです。
体組成計との違い
家庭用の体組成計は、体に微弱な電流を流して抵抗を測る方法(生体電気インピーダンス法)で体脂肪率を推定します。手軽ですが、体内の水分量に左右されやすく、入浴後や運動後、食事の前後で数%変わることがあります。一方、メジャーで測る米海軍式は水分の影響を受けにくいものの、測る位置が少しずれるだけで結果が変わります。どちらも推定値なので、同じ条件で継続して測ることが大切です。
BMIが普通でも体脂肪率が高い「隠れ肥満」は、BMIだけでは見逃されます。BMI計算とあわせて確認しましょう。
ご注意:計算結果は一般的な目安であり、医学的な診断や指導に代わるものではありません。持病のある方、妊娠中・授乳中の方、成長期のお子さまは、医師や管理栄養士などの専門家にご相談ください。
よくある質問
米海軍式の体脂肪率はどれくらい正確ですか?
正しく測れば、多くの人で精密な測定法(水中体重法など)との差は数%程度とされています。ただし、極端に筋肉質な人や体型に特徴のある人では誤差が大きくなることがあります。
なぜ男性はヒップを使わないのですか?
男性は脂肪がおなか周りにつきやすく、ウエストと首回りの差で体脂肪率をよく推定できるためです。女性は腰回りやお尻にも脂肪がつきやすいため、ヒップのサイズも計算に使います。
体組成計の数値とずれるのはなぜですか?
測定の原理が違うためです。体組成計は体内の水分量の影響を受けやすく、米海軍式はメジャーで測る位置の影響を受けます。どちらが正しいというより、同じ方法で継続して測り、変化を見るのがおすすめです。
体脂肪率を下げるにはどうすればよいですか?
食事で摂取カロリーを適度に抑えつつ、筋力トレーニングで筋肉を保つことが基本です。急激な減量は筋肉も減らしてしまうため、1か月に体重の数%程度のペースが目安です。
最終更新日:2026年10月8日